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2007年01月25日

●君を失って、言葉が生まれた

[あとで読む]


涙なくして読めない一冊。と言ってしまえば簡単だけど。
感動や喪失感よりも、あたたかさと繊細な絵の美しさが印象的。

藤川幸之助(著) ポプラ社 2006年11月 第一刷発行

ポプラ社というと、子供の頃に読んだ様々な絵本を思い出します。
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美しい内表紙。
田雜芳一(タゾウ・ヨシカズ)という人の絵。
いつか、僕らの途中で」という本を読んでみたい。


「ぼくは今まで本当の悲しみを知らず
 悲しみという言葉を使い
 悲しみを語っていたのだ」


私はまだ、家族や親友や恋人を亡くした経験がないので、
悲しみという言葉の意味をよくわかっていないのかもしれない。

少なくとも、妻を癌で失う夫の気持ちは、私にはまだわからない。

そもそも、結婚したことがないから、
夫婦の関係、心のつながりがどういうものなのかよくわからないのです。
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でも、この本を読んでいて、少し思った。

サザエさんの中で、「こんなプロポーズは嫌だ」みたいなテーマの回があって、
「僕の死に水とってください!」みたいなセリフがあったけど。
(そんな言い回しは、ちょっと気持ち悪いけど、でも、)
結婚する、ということは、究極的に、相手の死を看取るということなのかな、と。


susan.jpg

ハリウッド・リメイク版の「Shall We Dance?」で、
妻役のスーザン・サランドンが、とても心ある言葉を。

「なぜ、人は結婚すると思う?それはね、その人が生きていたことを証明するためだと思うの。
私がいるから、彼が誰にも気づかれずに死ぬことはない。
私がいるから、彼が誰にも知られずに死ぬことはないの。」

コメント

(cis)さん はじめまして!テンミのご縁です♪

「君を失って言葉が生れた」この興味深いタイトルと、ご紹介記事に惹かれ、読んでみたい一冊になりました。

昨年癌で妻を亡くした友人がいます。
結婚の究極は(cis)さんがおっしゃるように
相手の死を看取ることと納得してます。

その過程・・・二人で生きてきた証明=家庭を築いていくのが結婚なのでしょう。
その記憶が薄れるので、我流でHPを開設しました。稚拙なものですが・・・

kimamaさん テンミのご縁、嬉しいです。
これからも時々、覗かせて頂きますね。

結婚に関しては経験がないため、漠然とした理想みたいなものしかないです。
でも、たった一度の人生だから、いつの日か、
お互いの人生を近くで見つめ合う関係が築けたらいいなあ、と思います。

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