●ダーウィンの悪夢
もう1ヶ月以上前の話だけれど(下書きに残ったままだったのを発見)、
T子と渋谷のシネ・ラ・セットで「ダーウィンの悪夢」を見てきた。
ブロック・パーティーを見たとき、予告やってて気になってて。
ダーウィンの悪夢 (Dawin's Nightmare)
2006年/フランス=オーストリア=ベルギー/カラー/ステレオ/112分これは、あなたが生きている世界の物語
淡水湖では世界第2位の大きさを誇るアフリカのヴィクトリア湖は、生物多様性の宝庫であることから「ダーウィンの箱庭」と呼ばれていた。ところが、そこへ巨大な肉食の外来魚ナイルバーチが放たれたことで状況は一変。ナイルバーチはどんどん増え、湖畔の町には、この魚を加工・輸出する一大産業が誕生し、地域の経済は潤う。しかし、その陰では悪夢のような惨劇が生み出されていった。新しい経済が生み落とす貧困、売春、エイズ、ストリートチルドレン、ドラッグ、湖の環境悪化…まるでドミノ倒しのように連鎖する。さらには、ナイルバーチを積みにやって来る飛行機が、アフリカの紛争のための武器を運んでいるという驚くべき疑惑までも浮上する。
監督・構成・撮影/フーベルト・ザウパー
公式サイト: http://www.darwin-movie.jp/
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映画を見終わった後は、やっぱりショックだった。
悲惨なエイズや売春、貧困、食糧難、酷い環境。
それに一番は、粗悪なドラッグで死の恐怖や空虚感を埋めようとする、まだ幼いストリートチルドレンの姿とか。衝撃的だった。
白スズキ=ナイルパーチだったことも、ショックだった。
ルワンダの内戦も、半世紀も前だけどイスラエルの建国も、ICチップの普及をはじめ全てのものが電子化する、ITのめまぐるしい進化も、すべてがグローバリゼーションへと向かう大きな力の下にあることを感じて、得体の知れぬような恐怖を覚えることがある。
ナイルパーチの問題も、例外ではない。
でも、悲惨な事件や陰謀、衝撃的なシーンを見て、
どれも実際はバーチャルで体温のないものなのに、
自分の目で見て、感じ、体験したことと同じようなレベルで信じてしまうのは、
とっても怖いことだと思う。
たとえそれがリアルなものだとしても、
全体から見たら、ほんの一部のことかもしれないのに。
実際、このドキュメンタリーに対しては、
偏った事実の描き方が、余りにも不当、不公平、といった批判なども多いようだ。
私は結構、純粋なのか?うっかり信じやすいので、気をつけないと。。
興味深かった記事
http://jatatours.intafrica.com/habari49.html
http://yaplog.jp/sora2001/archive/737
いずれにせよ、考えるきっかけを与えてくれる作品。
5/4まで上演しているらしいので、連休中に機会があれば、ぜひ。






コメント
僕はずっと生物学を専門とする仕事をしてました。今、世界中の生物はグローバル化の元でほとんど生きていけなくなってるのは確かです。今まで接触することが絶対にない生物が違う世界に持ち込まれて、それらが他の生物を常に絶滅の危機に追いやりつつあります。それは動物や植物だけでなく病原菌やウイルスとかも原因です。
でもだからといって、それは不幸なことなのか。よくないことなのか。わかるとかわからないという問題じゃなくて、人間がいるかぎりの必然は、生物(人間)の内部の問題なんで、いつかは収束するはず。人間は生物。なので人間がすることは自然なことの一部。人間を自然から乖離するのは無意味なように、最近は思ってます。
Posted by: たかぼん | 2007年04月27日 21:28
私は生態系のこととか全く詳しくないのでよくわからないですが、、
このドキュメンタリーは、見る前は生態系の問題を扱ってるのかな、と思っていたら、
実はその状況からグローバリゼーションが進み、
利益に目をつけた欧米諸国が甘い汁を吸って、
現地の人々の生活が腐敗してくっていう仮定の内容でした。
Posted by: (cis) | 2007年04月28日 13:42